あなたのメタボ度は大丈夫?メタボリックシンドロームの怖さ

メタボの病気

なぜ最近世間でメタボが言われ始めたか

メタボは、最近になって使われ始めた言葉です。では、なぜメタボという言葉が使われ始めたのでしょうか。そこには、日本の財政問題と切っても切れない関係にあるということが分かります。


メタボは、内臓脂肪量が基準値を超えていること、及び、高脂質・高血圧・高血糖のうち2つが基準値を超えていることをいいます。これによって、将来心筋梗塞や脳卒中になるリスクが高まるとされています。


今や心筋梗塞や脳卒中は、日本人の死因のトップ3に入ります。つまり、メタボと診断されるということは、将来的に心筋梗塞や脳卒中になって亡くなる可能性があることを指摘されたことと同義なのです。 また、2008年4月から特定健診制度が始まりました。これによると、メタボ該当者及びメタボ予備軍とされた者に対して、5年後までに状態が改善されない場合には、罰金等のペナルティを科すとされました。


なぜ、ここまでするのでしょうか。それは、日本が抱える財政問題があります。現在、国民の医療費の自己負担割合は3割です。残りの7割のうち、国が25%を負担しています。その額は、2006年度でおよそ33兆円でした。国家予算に占める医療費の割合は、30%を超えています。つまり、医療費が日本の財政を圧迫しているといえます。


そのため、将来の医療費の支出を減らし、財政に占める医療費の割合を下げようとする動きがありました。そこで、将来心筋梗塞や脳卒中になるおそれのあるメタボの基準を参考にして、メタボを指摘・改善することで病気になることを予防しようとしたのです。しかし、当然ながらメタボが必ずしも心筋梗塞や脳卒中につながるわけではない。また、メタボの判断基準自体も疑問視されています。